引っ越ししました。
狭い部屋から、念願の広い部屋に引っ越しをした。
同じ町内の極近いところへ。
前から気になっていて、よく部屋をチェックしていたところが、
此度空きが出たからだ。
早速、不動産屋さんに連絡。即日内覧をさせて頂き、即決した。
2ヶ月経って、引っ越し日を迎え、無事引っ越しをした。
具体的に言うと、10日間は前の狭い部屋と、次の広い部屋の賃貸がダブっていたため、
その間に、ひたすら自分で荷物を運んだ。
其のかいあって、引っ越し日には、大物だけで、段ボールは10箱程度だけという、
極めてコンパクトな引っ越しになった。
ほんとに、至近距離の引っ越しで良かった。
狭い部屋からの引っ越しは、引っ越しの段ボール詰めをすると、
段ボールで、引っ越し前には狭い部屋が更に狭くなってしまう。
だから、自分で、段ボール詰めをしないで、
袋や箱のまま、自分で荷物をピストンで運んだ。
1日2往復した日や、1日1回運んでみたり、前日日曜日には、5往復してみたり。
最初は、運ぶ荷物を見て、これって・・これからも必要なのかなあ??とか、ずっと1時間くらい
見ていたり、見ていて、その内、憂鬱になったり、
物を捨てる感覚は元来持っていたが、一刀両断したくなったり、
それを阻止する気持ちが働いたり、そんな自分の考えがまとまらないことで、
作業は思いのほかはかどらずいた。
最後、残り2日くらいになった時に、
すっと冷静になってきて、判断がつくやすくなる感覚になってきた。
友達の助言も有難かった。
「まず、新しい広いところに運ぶ。そこからメルカリに出せばいい。いっぱいメルカリに出すものが
あると思えばいい。」と。
メルカリ出品予備軍が私には沢山あると思って、運んだ。
それと、
YouTubeでミニマリストの方達を観て、随分、助けられた。
日々、拝見する中で、少しずつ背中を押してもらった。
今回の引っ越しで、これまでより、より一層の物を持つということに、
疑問を持つ良い機会となり、物に対する考え方が変わることが出来た。
捨てるだけだった私から、
手放すという感覚を味わうことが出来た。
ありがとうございます。ミニマリストさん達。また、ミニマリストを目指している方達。
引っ越し先の、広い部屋へ物をせっせと、自分で運んだことで、
物の重さも知った。
重量があるということは、私のようなおばさんには、
酷な作業であり、体力も奪われることであることも知ることが出来た。
これから、もっと歳を重ねると、この物の重量はもっともっと重く感じることになるだろう。
自分で引き受けられる物までしか持てないなあと思った。
自分で引き受けられない物まで持ったら、その分、自分ではない他人に
労力や物の責任、処分することや、運ぶことをお願いしないといけなくなることも知った。
今回の引っ越しはかなりコンパクトだったが、
それでも引っ越し業者さん3名が来てくれ、作業をしてくれた。
業者さんに対価をお支払いして、作業をしてもらって、引っ越ししたことは
人様の労力をお借りして、自分の荷物を移動させ、重量を持ってもらったのだ。
これって、当たり前のことのようなんだけど、
事の意味をしっかりと感じ取らないとって思った。
たぶん、引っ越し先の、広い部屋は、一見すると、物が少ないすっきりした部屋だ。
作り付けの収納が多いから、それなりに納めるところに納めているからだ。
今回、広い部屋に移り住むことになったことで、
物を手放すことを学び、必要以上に物を持たないことの気分の良さを知った。
広くすっきりした部屋に住むことで、人への感謝の心も少し育まれたような気分さえする。
気のせいかとも思ったりするが、実際、そう感じる。
広い部屋になったことで、家賃はぐっと上がった。
家賃が上がっちゃったなあ・・ともちろん思う。でも、心に思うのは、私の心の気づきは
まさにお値段以上かもって。もしかしたら。
そして、引っ越し後の日々は、物について、毎日考察している自分がいる。
これも副産物。
ずっと何十年もの間、物を購入したい、購買欲にかりたてられてばかりいた自分を、
思いおこし、色々買ってきた物が浮かんでくるようになった。
私の心の中で、何かの整理が起こっているようだ。
これだから、人生って面白い。